イラク再建 Iraq, nation-building. 2003 6 12
日本は、何らかの形で、イラク再建に取り組む必要がある。
今、イラクは、第二の建国の途上にある。
歴史の少ない国、アメリカには、イラクの第二の建国は、
難しいでしょう。
今、イラクは、日本の室町幕府の崩壊の後の混乱に似ている。
あの時代も、地方では、有力な戦国大名が、日本各地に乱立していた。
今、イラクでは、刀狩りも行われている。
ちょうど、イラクは、日本の室町時代末期から、
安土桃山時代の乱世の状況に、よく似ている。
こういう状況になったら、アメリカより、
日本の方が、乱世のノウハウが多い。
日本は、江戸時代になっても、
地方に有力な大名がいても、
江戸幕府は、上手に統治してきた。
あの時代は、仙台や、加賀に、
幕府を脅かす有力な大名がいても、
なんとか、江戸幕府は、上手に統治してきた。
あの時代の日本の状況と、
今のイラクの状況が、よく、似ている。
こういう国内状況となった場合、
乱世と治世のノウハウを持っている国は、日本ぐらいでしょう。
日本の二千年の歴史のなかで、
今のイラクのような状況になったのは、何回もあった。
そういう意味で、イラク再建、
イラク建国に、日本は役立つはずである。